担当業務:外観デザイン
構造規模:鉄骨造4階建 延べ面積:約110,000㎡
常磐自動車道・柏ICから約2kmの地に、地上高さ31m、延べ面積約11万㎡の巨大なスケールをもつ物流倉庫の計画。柏IC周辺には多数の大型物流施設が建ち並んでいるが、計画地周辺では同規模の建物がなく、その存在感は地域に新たな景観的インパクトを与える。そのスケールが周辺環境に与える影響を十分に考慮し、地域との調和を図りつつ、象徴性を備えた外観デザインを追求した。
野田は、利根川と江戸川の結節点として水運で栄えた歴史を持ち、かつて江戸への物資輸送の要所であったが、現在では陸運の拠点へと姿を変えつつある。その変遷をふまえ、歴史の流れを継承しつつ、未来の野田を象徴するような建築を目指した。
デザインのコンセプトは「水の流れ」「物流の流れ」「継続性」。建物外壁には5色のパネルを用いて、水の流れを抽象化したパターンを構築。道路に面した建物角には、上にいくほど広がる特徴的なカーテンウォールを配置。これにより歩道レベルでの圧迫感を抑えつつ、建物から広がる“流れ”が周囲の街並みへとつながり、象徴的な外観を創出している。
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